京王線の臨時座席指定列車「Mt.TAKAO号」で昼間の車窓を楽しむ
平日運行の列車で出発!
■高架から掘割区間へ。
高尾駅付近のイチョウの木が黄色に染まっているのに見とれているうちに、高架から掘割区間へ入る。両側を緑で覆われた中を走るのが爽快だ。ホームの先端でカメラを構えている鉄道ファンが目につくとスピードを落としてめじろ台到着。ここでも運転停車となる。
JR横浜線の線路をまたぎ、京王八王子からの本線と合流すると北野だ。やはり運転停車をして、高尾線から京王本線に入って一路新宿を目指す。
車内はほぼ満員だが、2つほどクロスシート席が空いていた。車端部の3人掛けロングシートに座っていた人を車掌が空いているクロスシートに誘導していた。せっかく座席指定券を払ったのにロングシートではがっかりする人もいるだろう。ロングシート席の販売は最後にするなど、何らかの対策は必要だと思う。夜間の京王ライナーと異なり、観光列車にはふさわしくない。こうなると、ロングシートを変換してクロスシートにするマルチシートは中途半端に思えてくる。5000系の増備は、車端部もボックス席にするなり、本格的なロマンスカーのような特急車両を望みたい。